茅野市湖東で栽培されている赤ソバの花が見ごろを迎え、一面のピンク色となった畑が八ケ岳の山々を背景に映える。

　赤ソバは「高嶺ルビー」という品種で、地元で製粉・製めん業を営む鷹野原一郎さん（５４）が育てた。市観光連盟などでつくる実行委員会が、遊休農地を利用して景観形成を進める「みどりのアプローチ事業」の一環。約３０アールの畑に９月初めに種をまいた。開花は例年より早く、花は今月末まで見られるという。

　今年は例年に比べて昼夜の寒暖の差が大きいといい、鷹野原さんは「花の色づきがいい」と話している。

　赤ソバ畑は湖東小学校近くの国道２９９号沿いにある。