信州の花(紅葉)だより
サクラソウ移植の地で開花 軽井沢の公園で1600株
2007/05/23 10:36
移植した湯川ふるさと公園内で鮮やかに咲くサクラソウ=軽井沢町長倉

 軽井沢町長倉の湯川ふるさと公園内で、町内の住民団体「軽井沢サクラソウ会議」が移植したサクラソウ約1600株が薄紫や薄紅の5弁の花を広げている。「町花」でもあるサクラソウの自生地は、急速に進む開発事業で狭められてきた。会議は「本来なら自生地で育つのが望ましい」と、町内に残された自然環境の存続を願い、活動を続けている。

 移植したサクラソウは、町が2001年に始めた湯川ふるさと公園整備地の南端に生えていた。同年12月、掘り返される寸前の自生地を会議が見つけ、民間の所有地に移した。今年4月上旬、公園内に日陰のある適地が見つかり、再び移し替えた。

 メンバーの今城治子さん(58)=同町発地=は「手入れをすれば、もっと株数が増える」と笑顔。近く、町が造成した池に水も張り、景観を整える計画だ。

 会議によると、浅間山のふもとは、北海道日高地方や熊本県阿蘇高原と並ぶサクラソウの自生地。軽井沢は標高1000メートル程度で湿気も多く、サクラソウに限らず、尾瀬ケ原を超える種類の希少植物が見られるという。

 しかし、別荘や住宅、商業施設、観光施設の開発に伴い、自然環境は失われつつある。「自生地の自然を他の団体とも協力して守っていきたい」と今城さん。会議は、小学生に軽井沢の自然を伝える活動や、固有の自然や文化を考える「風土フォーラム」開催、会議を母体にした「軽井沢〈扇平〉の湿地を守る会」設立などを展開している。



北陸と信州・長野、新潟の観光情報が満載! 北陸・信越観光ナビ

喬木 ハナモモ
喬木 ハナモモ
長野 光林寺
長野 光林寺
茅野 宮川堤防
茅野 宮川堤防
御代田さくらMAP
御代田さくらMAP
松本 弘法山古墳
松本 弘法山古墳
花だより