信州の花(紅葉)だより
住民の思いに応え開花 岡谷の豪雨被災地の桜
2007/04/17 10:44
ライトの光で浮かび上がった船魂社のシダレザクラ。土石流で傷ついた幹には布が巻かれている

 昨年7月の豪雨災害で土石流に襲われた岡谷市湊3の船魂(ふなたま)社境内のシダレザクラが今年も花を咲かせた。土石流で枝の一部が折れるなどし、開花が心配されたが、手当てをしてきた地元住民たちの思いに応えるかのように再び見事な花を付けた。15日からは夜間のライトアップも始まり、美しい姿を春の夜空に浮かび上がらせている。

 シダレザクラは市天然記念物で、樹齢は約110年とされる。桜の季節になると、地元住民らが高さ18メートル、幹回り3・3メートルに及ぶ大木の下で夜桜見物を楽しんできた。しかし、昨年7月19日に発生した土石流が住民7人の命を奪い、境内を囲む杉林や本殿も押し流した。

 ただ、地元町内会の小口高弘会長(63)は、神社の林が「身をもって濁流や流木の勢いを弱めてくれたように思う」と話す。昨年10月には住民約50人が感謝の思いを込め、根元に積もった土砂を片付けたり、樹皮がむけた幹に薬を塗ったりし、今年の開花を迎えた。

 「『住民も災害に負けず元気で頑張れよ』という桜からのメッセージかもしれない」と小口会長。ライトアップは午後7-9時。雨天を除き、22日ころまで続ける予定だ。



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