信州の花(紅葉)だより
市天然記念物に指定 千曲のセツブンソウ群生地
2006/09/29 09:50
千曲市が天然記念物に指定した戸倉地区の群生地に咲くセツブンソウ=3月撮影

 千曲市教育委員会は28日、環境省や県のレッドデータブックで、絶滅の危険が増大している種に分類されているセツブンソウの群生地2カ所を、市天然記念物に指定した。今後、ロープを張って群生地を保護するとともに、遊歩道を整備し、市民らが観察できるようにする。

 セツブンソウはキンポウゲ科の多年草で、草丈は5-15センチ前後。日本固有種で、関東から中国地方にかけて分布、県内では松本市など9市町村で確認されている。

 花は直径約2センチ。白い花びらのように見えるのは「がく」で、花びらは黄色いみつ腺に変化している。温暖な地方では節分の時期に開花するため、この名が付いたとされるが、千曲市では3月ごろに花が咲く。

 群生地は戸倉、倉科地区の個人所有の山林内にある。戸倉が約1万8000平方メートル、倉科が約2000平方メートル。市教委によると、同市のセツブンソウは長野市とともに県内分布の北限に当たり、戸倉の群生地は県内では塩尻市に次ぐ群落という。

 千曲市が定める天然記念物指定基準の「著しい植物分布の限界値」「珍奇または絶滅にひんした植物の自生」に該当した。

 市教委は「盗掘を防ぐためにも大勢の市民に関心を持ってもらい、見守りや保護に協力してほしい」と話している。11月には現地の森林の枝払いを計画しており、近くボランティアを募りたいとしている。



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