白馬村の白馬岩岳スキー場にある「白馬いわたけ・ゆりの園」が１５日、今季の営業を始めた。スキー客の低迷が続く中、リフト運行会社が夏場の誘客を狙いに住民らの協力で整備し、２シーズン目。計約５ヘクタールに約６０種、５０万株が植えられており、ゲレンデでは見ごろを迎えている。

　白馬の高山植物や山野草の花を楽しんでもらうイベント「白馬Ａｌｐｓ花三昧（ざんまい）」（実行委員会主催）のメーン会場の１つ。花三昧と同じ８月３１日まで開く。

　オープニングセレモニーでリフト運行会社、岩岳観光の横沢富敏社長は「昨年は約２万人の入場者があった。今年は４万人が目標」と関係者にＰＲを呼び掛けた。この日は時折、雨が激しく降ったが、傘を差してリフトに乗る人もいた。

　今年は昨年より１０万株を増やしたほか、写真撮影会も初めて計画。昨年と同じく、名前に「ゆり」の文字が入る人は入場無料にしている。入園料は大人１０００円、リフトは４００円。