長野市豊野町川谷地区の「つつじ山公園」に群生する約１万本のヤマツツジが、山肌を赤く染めて咲き誇っている。周辺の山の新緑との対比は、脇の国道１８号を通るドライバーたちの目を引いている。

　山頂へつづら折りに進む遊歩道では、ヤマツツジが屋根のように道を覆う場所も途中にあり、まるで「花のトンネル」のよう。同町蟹沢から来た主婦の岩田幹子さん（３４）は「最近、引っ越してきたので初めて見に来ました。本当にトンネルをくぐるようですごかった」。子どもと山頂でお弁当を食べたり、写真を撮って楽しんでいた。

　市豊野支所によると、花は現在８分咲きで、今週末に見ごろを迎える。２１日は午前９時から午後１時まで１時間ごとに、同公園近くや日帰り温泉施設「豊野温泉りんごの湯」、ＪＲ豊野駅などを回る無料のシャトルバスも運行する。