茅野市北山柏原の「つどいの里　八ケ岳山野草園」で、１万５０００本のヤマシャクヤク（ボタン科）の花が見ごろを迎えている。１７日は雨だったが、透き通るような白い花の群れに、訪れた人たちは「きれい」「すてき」と声を上げた。見ごろは来週末ごろまでという。

　４月に開園した同園は、山の東向き斜面約２万平方メートルに、諏訪地方に自生する植物を中心に約６０種の山野草を植えている。クリーム色の花を咲かせるクマガイソウ（ラン科）や、鮮やかな紫色のシラネアオイ（シラネアオイ科）も見ごろになっている。

　「多くの人に山野草を見てもらい、自然に興味を持ってほしい」と同園の平沢俊一代表（５０）。７－８月には５０００本のヤマユリが、白やだいだい色の大きな花を咲かせるという。入園無料。問い合わせは同園（電話７７・５３１０）へ。