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松本 穂苅さんしのぶ
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「山の手帖2018」
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松本 山岳フォーラム
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浅間山噴火「系統樹」
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松本 山岳フォーラム
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冠着山登頂5000回 千曲の岡本さん
2017/11/29 11:41

 千曲市西部の冠着山(別名・姨捨山、標高1252メートル)への登山を続けている同市磯部の岡本勝さん(74)が今月、登頂5千回を達成した。1999年4月から冬場を除きほぼ毎日、時には日に2、3回足を運んだ。岡本さんは「まさか5千回も登ることになるとは思わなかった」とし、ほかの登山者との触れ合いなどを振り返った。

 岡本さんは郵便局を退職したのを機に「何かしよう」と、登山経験はなかったが冠着山に登り始めた。夏場は午前3時半ごろに家を出て登山口まで軽トラックで行き、1時間半ほどで山頂と往復。最近は、10月の台風で登山口につながる林道が通行止めになったため、午前8時ごろに出発して傾斜のきつい別の登山道を2時間ほどかけて登り、昼ごろに自宅に戻るのが日課だという。

 多くの登山者に気持ち良く登ってもらおうと、「車で頂上までは行けません」「たばこの投げ捨てはやめてね」といった注意書きや花の名前の看板を手作りしてきた。山頂に置いてある登山者名簿は、1冊終わると岡本さんが市内の文具店で購入している。

 登山者には「いつも自分から声を掛ける」のが決まりだ。英語が話せなくても、山頂でテント泊していたカナダ人にも話し掛けた。登山を通じ、ほかの山に一緒に登る仲間もできたという。

 5千回の記念登山は、妻の美代子さん(73)や市内に住む次女と登り、「5000回登頂達成」と書いた布を持って写真を撮った。美代子さんは「毎日行かないとすっきりしないのか、山登りは長く続いた。雨や風が強い日は心配したが、何事もなく達成できて良かった」と一緒に喜ぶ。

 岡本さんは現在、右膝が痛むと言い、「6千回は無理かな」と「引退」も視野に入れ始めた。今年も雪深くなるまでは登るが、4月に再開するかどうかは「春になったら考えたい」と話している。


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