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「山の手帖2018」
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松本 山岳フォーラム
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浅間山噴火「系統樹」
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小屋番さんのイチ押し「ヒカリゴケ」 八ケ岳連峰 天狗岳・唐沢鉱泉
2017/09/28 10:20
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 八ケ岳連峰・天狗岳(2646メートル)の登山口近くに立つ山小屋「唐沢鉱泉」(茅野市)のすぐ裏にヒカリゴケの群生地がある。急な斜面に点在する岩陰をのぞき込むと、暗がりに浮かび上がるように緑色のコケが輝く。9月上旬、天狗岳を登った後に立ち寄った東京都のパート従業員男性(62)は「きれいに光っている。登山の疲れが癒やされた」と話した。

 1970(昭和45)年に夫の故・重幸さんと共に唐沢鉱泉を創業した両角美喜子さん(71)によると、ヒカリゴケは小屋を建てる前から自生。開業直後は宿泊客を群生地に案内し、売りの一つにしてきた。夜に小屋の懐中電灯を借りて群生地に行き、ヒカリゴケを照らして楽しんだ人もいたという。両角さんは「何もないところから始めたので、ヒカリゴケでお客さんに喜んでもらえてうれしかった」と振り返る。

 天狗岳がある北八ケ岳一帯は、コケに覆われた原生林が広がり、約500種類のコケが確認されている。ヒカリゴケも所々に生えているが、「人が簡単に近づける場所でこれだけまとまって見られるのは珍しい」と両角さん。唐沢鉱泉では、「光苔群生地」と書いた看板を近くに立ててアピールする一方、コケに触らないよう登山者らに呼び掛けている。両角さんは「ずっと光り続けてもらえるよう、コケを守っていきたい」と話している。

写真説明:唐沢鉱泉裏の斜面に生えているヒカリゴケ。岩陰で緑色に光っている


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