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「山の手帖2018」
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松本 山岳フォーラム
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浅間山噴火「系統樹」
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小屋番さんのイチ押し「ボルダー岩」 北ア・焼岳小屋
2017/09/20 10:14
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 北アルプス南部の活火山、焼岳(標高2455メートル、長野・岐阜県境)の山頂近くにある「焼岳小屋」の目と鼻の先に、思わず見上げてしまうどっしりとした巨岩がある。高さ6、7メートル、幅5メートルほど。従業員や登山客の一部で「ボルダー岩」と呼ばれている。

 名前の由来は岩をよじ登る「ボルダリング」から。垂直に切り立った岩肌でかつて、ボルダリングを楽しむ登山者がいたという。小屋の2階の高さより大きな岩肌には、ハーケンを打ち込んだ跡が確認できる。ただ、小屋で働く上林泰平さん(31)によると、「今は岩でボルダリングをする人はいない」。

 なぜ小屋の前に巨岩があるのか。焼岳小屋を運営する松本市山岳観光課によると、以前に岩の由来などを調べたが、「詳しいことは分からなかった」という。合併前の旧安曇村の「村誌」(1998年発行)には、わずかに「安山岩」との記述がある。マグマが冷えて固まった岩だ。

 焼岳小屋は1962(昭和37)年の噴火で噴石を受けて倒壊。69年に山麓側に約350メートル移動した現在の場所で営業を再開した。同課は「岩の目の前にしか小屋を造ることのできる平地が確保できなかったのではないか」と推測している。

   ◇

 登山をする時、頼りになる山小屋。周辺に詳しい小屋番に教えてもらった、ちょっと興味引かれる話題を紹介する。

写真説明:焼岳小屋の前にある通称「ボルダ―岩」



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