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八ケ岳連峰
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御嶽山頂付近整備へ 山荘を避難所に、シェルター新設
2017/09/02 11:19
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 2014年9月に噴火し入山規制が続いている御嶽山の山頂付近について、地元の木曽郡木曽町と王滝村が今後行う避難所などの整備計画概要が1日、判明した。木曽町は今秋、山頂・剣ケ峰直下の「御嶽頂上山荘」の解体を始め、来年、その敷地内にシェルター(退避壕)を新設。王滝村は来年、「王滝頂上山荘」を避難所に改修する方針だ。長野、岐阜両県や周辺市町村でつくる御嶽山火山防災協議会で調整がつけば、両町村は早ければ来秋、木曽町側からは山頂まで、王滝村側からは王滝頂上山荘まで、それぞれ登れるようにする考えだ。

 気象庁は8月21日、活動が静穏化したとして御嶽山の噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げた。同協議会はその後も、火口からおおむね1キロ圏内の入山規制を維持している。両町村は入山規制の緩和に向け、その前提となる防災態勢の充実を検討していた。

 木曽町は近く、工事業者と契約を結び、町所有の御嶽頂上山荘の撤去を始める。来夏までに解体を終え、この時までに専門家の意見も聞きながらシェルターの規模を決める予定だ。登山道整備も並行して進め、シェルターをすぐに設置できれば、来秋に剣ケ峰まで登れるようにしたいという。ただ、無条件に山頂に登れるようにするのではなく、山頂を目指す登山者向けの指導所を登山道に設けることも検討する。

 王滝頂上山荘は王滝村が所有。村の計画だと、国や県の許可を得た上で来年、9合目付近にパトロール員が数人宿泊できる施設を設ける。そこを拠点に作業員らを送って山荘を補修。登山者が緊急時に逃げ込める避難所にする。

 その後、王滝頂上山荘と剣ケ峰を結ぶ「八丁ダルミ」にもシェルターを整備する。早ければ19年秋に、八丁ダルミを通行できるようにしたいという。通過時はパトロール員が同行する方式にする。

 木曽町の原久仁男町長は「安全面に配慮しながら、可能な整備を進めたい」。王滝村の瀬戸普村長は「予算化はこれからになる。気象庁が三つの噴気孔からおおむね500メートルを『注意が必要な範囲』としており、これとの兼ね合いも考えたい」としている。



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