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八ケ岳連峰
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焼岳登山、目立つ安全配慮 噴気確認から2週間
2017/08/24 11:02
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 北アルプス焼岳(長野・岐阜県境、標高2455メートル)で9日深夜から10日未明にかけて小規模な噴気が確認されて23日で2週間が過ぎた。噴気はその後確認されておらず、気象庁は噴火警戒レベルは1(活火山であることに留意)を維持。山頂に近い「焼岳小屋」では一時、宿泊キャンセルが相次いだが、落ち着きを取り戻しつつある。23日は安全に気を配って火山を楽しむ登山者がいた。

 焼岳は北ア上高地からと、中の湯温泉近くから登ることができ、ともに3時間程度で着く。

 23日午前、山頂から北東約1キロの焼岳小屋周辺は、雨がぱらつき登山者の姿はまばらだった。例年、毎日10人以上が宿泊するお盆期間中の宿泊者も1〜3人ほど。噴気確認の直後を中心に、約100人が宿泊予約をキャンセルした。従業員の上林泰平さん(31)は「予約なしで泊まる人もおり、実際に登山をやめた人はもっといる」と推測する。「噴火があった」と誤解していた登山者もいたという。

 一方、焼岳小屋が無料で貸し出しているヘルメットは利用者が増加している。今も「大丈夫なのか」などの問い合わせが寄せられるが、上林さんは「登山者は少しずつ回復している」とみる。

 この日、霧が濃かった山頂付近を家族3人で訪れた会社員小関純久さん(40)=東京都大田区=は「出発前、インターネットで10日以降に焼岳がニュースになっていないか確認した」。友人2人で西穂高岳から縦走してきた会社員山崎雅彦さん(55)=福島県二本松市=は「変な音などを聞いたらすぐ戻る」と話していた。

 焼岳では常時噴気を出している噴気孔が山頂近くに4カ所あるが、今回噴気が確認されたのは別の場所で、山頂の西約400メートルにある。気象庁は「10日以降、火山活動が活発化する様子は認められない」とする。ただ、山頂付近では噴気や火山ガスが噴出することに注意を促し、登山の際は「ヘルメットを着用するなど安全対策を取ってほしい」と呼び掛けている。

写真説明:無料貸し出しのヘルメット。噴気確認後、利用が増えている=23日、焼岳小屋



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