信州山小屋ネット~朝日に染まる白銀の山々(大町市の山岳博物館から)


大町登山案内人組合
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上高地閉山式
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ビーコン
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千畳敷
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中ア念丈岳―越百山、結びたい 荒れた登山道整備へ
2017/07/06 11:04
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 上伊那郡飯島町と下伊那郡松川町の有志らでつくる「中央アルプス南部岳人ネットワーク」が発足し、荒れて通行が難しい中ア念丈(ねんじょう)岳(2291メートル)―越百(こすも)山(2614メートル)間の登山道整備に乗り出す。中ア南部の伊那谷側の登山路は、北部の千畳敷方面から縦走するか駒ケ根市の池山登山口から入り、下山は来た道を戻るか、木曽谷側に下りるかにほぼ限られている。ルートの選択肢を増やし、登山者の利便性と安全性の向上につなげる狙いだ。

 「人があまり入らないので自然の原風景が残っている」と、代表に就いた山岳ガイドの福沢勝好さん(71)=松川町=は中ア南部の魅力を語る。だがそれだけに、両町の登山口から念丈岳までは登山道があるものの、念丈岳―奥念丈岳間の約1・4キロは人の背丈を超えるやぶが行く手を阻み、道に迷う危険がある。奥念丈岳―越百山間約3キロの登山道も荒れているという。

 主稜線から木曽谷側へは下りられる登山道があるが、事務局の北原正尚さん(61)=松川町=によると、山岳愛好家らの間ではかねて、天候の急変など万が一の場合に備える意味でも、越百山周辺から伊那谷側にも安全に下りられるルートが欲しい―との声があったという。

 両町の有志らは昨年11月、念丈岳への途中にある烏帽子岳山頂の老朽化した標柱や、登山道の案内看板を新設した。こうした取り組みをきっかけに、念丈岳―越百山間の登山道整備に向けた機運が高まったという。岳人ネットには山岳ガイドや県山岳協会の関係者、山岳救助隊員ら伊那谷を中心にさまざまに山に関わる約40人が名を連ね、両町も協力する。

 今後の整備作業は手弁当になるが、北原さんは「好きな山が良くなるならとの思いで大勢集まってくれた」とし、山岳観光の振興や地域活性化につながることも期待する。

 岳人ネットはまず念丈岳―奥念丈岳間を整備し、終わり次第、越百山までの登山道に手を付けたいとし、今月12〜17日に登山道の刈り払いに着手。秋にも行う。一帯は国有林で、飯島町が必要な手続きを取る。



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