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西駒山荘
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御嶽山「二の池新館」受け継いで オーナー高齢で
2017/04/24 10:28
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 御嶽山(長野・岐阜県境)山頂部にあり、2014年9月の噴火災害後は休業している山小屋「二の池新館」について、オーナーの小林洋夫さん(76)=東京都調布市=が譲渡先を探している。自身が高齢になったため。火山活動に伴う入山規制で、山頂の剣ケ峰(3067メートル)までは登れない状況が続いているが、山小屋は登山可能な場所にある。防災態勢を維持する面でも役立ててほしいと、営業再開を望んでいる。

 山小屋は火口から1キロ余離れた岐阜県下呂市に位置し、標高約2900メートルの二ノ池から歩いて2~3分の場所にある。小林さんの祖父が昭和20年代前半に建て、その後に個室などを増築し、現在は木造一部2階建て。延べ面積は約560平方メートルで、定員は約200人。

 近年は大部屋も10人程度ずつで間仕切りして使い、地元からスタッフを募り運営してきた。14年の噴火時は、登山者約20人を救助して下山させた。屋根が一部損傷したが、処置はしてある。

 御嶽山の噴火警戒レベルは2(火口周辺規制)。火口から約1キロ圏内は入山規制が続き、規制区域内にある山頂直下の山小屋は、修理や営業再開のめどは立っていない。二ノ池一帯が現状で通れる登山道では山頂に最も近く、二の池新館は木曽郡木曽町方面と岐阜県側をつなぐ位置にある。

 小林さんは「大勢が泊まることができ、いざという時に逃げ込める山小屋は必要」と考えている。東京生まれだが、4歳から高校卒業まで同郡王滝村で暮らし、「地元の協力も得ながら営業してほしい」と話している。問い合わせは小林さん(電話03・3309・5565)へ。

 二ノ池近くの山小屋「二ノ池本館」は木曽町が建て替え中で、来年からの営業開始を目指している。

写真説明:噴火前の「二の池新館」。営業を続ける譲渡先を募っている



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