信州山小屋ネット~朝日に染まる白銀の山々(大町市の山岳博物館から)

西駒山荘 荷下げ
西駒山荘 荷下げ

西駒山荘
西駒山荘


霧ケ峰
霧ケ峰

涸沢
涸沢

登山者の位置、ネットで確認 八ケ岳で新サービス実験
2016/10/19 11:12
YAMA2016101900700601.jpg

 八ケ岳連峰で18日まで2日間、離れた場所で登山者の位置を確認するサービス「TREKTRACK(トレック・トラック)」の実証実験が行われた。登山者が持つ発信機から山中に設置した受信機に1分おきに位置情報が送られ、インターネット経由でパソコンやスマートフォンで確認できる仕組み。開発した企業は遭難対策に役立つとアピールし、実験には県山岳高原観光課や中央アルプス地区山岳遭難防止対策協会の関係者が立ち会った。

 実験は北横岳(2480メートル)と縞枯(しまがれ)山(2403メートル)の間に広がる溶岩台地「坪庭」(茅野市)で実施。坪庭の休憩所に受信機を設置し、発信機の位置情報が正しく表示されるかを確認した。

 開発したデジタル広告制作の博報堂アイ・スタジオ(東京)によると、発信機と受信機の間はより遠くに電波を飛ばせる通信規格「LoRaWAN(ローラワン)」を使い、衛星利用測位システム(GPS)を使うより低コストで運用可能という。発信機ごとのIDで、携帯する登山者の位置情報を確認する。

 受信機は半径5〜10キロ圏内の発信機の電波を拾い、雪崩の現場でも雪面から1、2メートルほど下からなら受信可能という。システムで蓄積した情報を分析すれば、安全な登山道の整備に生かすこともできるとしている。

 同社は、受信機は30万〜40万円、発信機は1万円未満の価格設定を目指す。自治体に受信機をまとめて販売し、山域全体をカバーするといった使い方を想定。発信機は登山者に販売したり、貸し出したりし、サービスの利用自体は無料化を検討している。

 実験に立ち会った県山岳総合センター(大町市)の杉田浩康所長(63)は「受信機一つで広い範囲をカバーできるのは魅力。導入コストをさらに抑える必要がある」と話していた。

写真説明:受信機を設置する担当者(左)ら=18日正午すぎ、北横岳の坪庭



北陸と信州・長野、新潟の観光情報が満載! 北陸・信越観光ナビ

信州山小屋ネット


掲載中の記事・写真・イラストの無断転用を禁じます
© 信濃毎日新聞 The Shinano Mainichi Shimbun