信州山小屋ネット~朝日に染まる白銀の山々(大町市の山岳博物館から)

西駒山荘 荷下げ
西駒山荘 荷下げ

西駒山荘
西駒山荘


霧ケ峰
霧ケ峰

涸沢
涸沢

山と関わる信州の文化考える 小川で研究者らシンポ
2016/08/29 10:13
YAMA2016082900671801.jpg

 信州の山岳文化を考えるシンポジウムが28日、上水内郡小川村であった。県が2014年に「信州山の日」(7月第4日曜)を制定したことや今月11日に初めて国民の祝日「山の日」を迎えたことを契機に、県などでつくる「信州山岳文化創生会議」と「梅棹(うめさお)忠夫・山と探検文学賞委員会」が企画。民族学者で信州の山を愛した故・梅棹忠夫さんと親交のあった研究者ら5人が討論し、約100人が聴いた。

 同村出身で大阪府の吹田市立博物館長を務める宗教人類学者の中牧弘允(ひろちか)さん(69)は、県内の山岳で春に見られる「雪形」などを挙げ、「山は農作業をはじめ行動の指針となる情報を発信してくれる」と述べた。

 11日に上高地で行われた記念式典に出席され、県内の山々を訪れている皇太子さまについて、山岳雑誌「山と渓谷」元編集長の神長幹雄さん(66)は「日本百名山を多く登られるイメージがあるが、信仰の対象で生活に根差した山をとても大切にしていらっしゃる」と紹介。地域社会研究家の扇田孝之さん(69)=大町市=は二つの「山の日」を巡り、「アルプスのような有名な山が(地元に)あるかないかにかかわらず、地域の歴史や山を知るきっかけにしてほしい」と呼び掛けた。

 シンポの前半では山岳写真家の菊池哲男さんが講演し、「山と人の距離が近い環境が、日本人の自然観に影響を与えている」と話した。

写真説明:研究者らが「山の日」の意義を巡って討論したシンポジウム



北陸と信州・長野、新潟の観光情報が満載! 北陸・信越観光ナビ

信州山小屋ネット


掲載中の記事・写真・イラストの無断転用を禁じます
© 信濃毎日新聞 The Shinano Mainichi Shimbun