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涸沢で高山植物の開花早まる
2016/07/24 09:33
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 例年になく雪渓が少ない夏を迎えている標高約2300メートルの北アルプス涸沢で、涸沢カールを彩る高山植物の開花が早まっている。山小屋関係者らによると、チングルマやハクサンイチゲ、シナノキンバイなどの花は、数週間から1カ月ほど早く開花。写真撮影を目当てに涸沢を訪れた登山客からは「盛夏の涸沢にふさわしい『絵作り』がしにくい」と戸惑う声も出ている。

 特に開花が早かったのが、高山植物の代表とされるチングルマ。例年7〜8月に花を楽しめるが、今年は涸沢の山小屋涸沢ヒュッテに近い群落では既に花が散り、22日は「綿毛」と呼ばれる羽毛状になった花柱が風にそよいでいた。

 高山植物の写真撮影に訪れた東京都日野市の田頭文雄さん(68)は同日、「涸沢には何年も通っているが、こんなに早く咲いているのは初めて」と驚いた。「残雪が少ないのは歩きやすくていいが、雪渓の中に咲くチングルマやハクサンイチゲの写真を狙って来ただけに残念だ」と話していた。

 涸沢ヒュッテ社長の山口孝さん(68)によると、涸沢では昨冬の積雪が少なく、雪渓も例年より早く姿を消しつつある。上高地ビジターセンターによると、高山植物は雪が消えた場所から芽を出して花を咲かせるため、早い開花は「気温より、雪が少ないことの影響が大きい」という。

 山口さんは「季節が1カ月ほど早く進んでいる印象だ。紅葉も早まるかもしれない」と話している。

写真説明:花が散り、花柱が羽毛状になったチングルマ=22日、北アルプス涸沢



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