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霧ケ峰
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ウェストン祭70年の足跡 上高地で28日から特別展
2016/05/25 10:00
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 日本山岳会信濃支部は、「ウェストン祭70年のあゆみ展」と題する特別展を28日から6月12日まで、松本市安曇の北アルプス上高地の環境省上高地インフォメーションセンターで開く。日本アルプスを世界に紹介した英国人宣教師ウォルター・ウェストン(1861〜1940年)をたたえる同祭が70回目を迎えるのを記念して企画した。今年初めて迎える国民の祝日「山の日」(8月11日)の記念行事にも位置付ける。

 今年の祭りは6月5日。一般参加者と関係者が、上高地にあるウェストンのレリーフ(浮き彫りの像)の前に集い、献花などをする。

 同支部によると、ウェストンのレリーフは1937(昭和12)年に日本山岳会が上高地に設置。太平洋戦争が始まると、「敵国人の像を掲げるのは良くない」といった圧力が軍部などからあったといい、山岳会はレリーフを取り外して都内の施設で保管した。

 戦後の47年に山岳会はレリーフを元の場所に取り付け、同時に第1回ウェストン祭を開催。同年発足した信濃支部が翌年以降も毎年6月の第1日曜にレリーフ前でウェストン祭を開き、毎回著名な登山家らを招いた記念講演も企画してきた。

 「あゆみ展」は支部会員らがウェストン祭が70回目となるのを記念し、その功績を振り返ろうと発案。支部が毎年祭りに合わせて作っている北アルプスなどの絵をデザインした手拭いが好評なため、原画を展示することにした。原画を所有する会員に呼び掛け、10枚余りが集まった。

 原画の図柄は、上高地から見た穂高連峰や焼岳、北穂高岳から望む槍ケ岳などがある。他に過去のウェストン祭のポスター数枚を展示し、ウェストン祭の歴史をパネルで紹介する。信濃支部の塚原賢勝(まさかつ)支部長(73)=安曇野市=は「自然と人を愛したウェストンの功績に触れる機会にしてほしい」と話している。入場無料。

写真説明:展示品を検討する日本山岳会信濃支部の役員たち(上)。日本山岳会信濃支部が1947年に再び設置したウェストンのレリーフ=松本市安曇の上高地



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