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木曽で御嶽山噴火に学ぶシンポ 装備や情報発信論議
2016/03/07 10:21
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 木曽郡木曽町の三岳公民館で6日、「御嶽山噴火災害から学ぶこと」をテーマにしたシンポジウムがあり、救助に関わったり生還したりした人たちが、当時の体験や、今後に向けてやっていくことなどについて語り合った。

 県や山岳雑誌関係者らによる県内の山岳文化・PR策を考える「信州の山岳文化創生会議」が開いた。住民や犠牲者の遺族、当時山にいた人など約60人を前に、噴火災害から生還した小川さゆりさん(44)=上伊那郡飯島町=は、噴火直後の写真や映像を見せながら「死ぬのかなと思ったけれど、あきらめたら終わりだと言いきかせて帰ってきた」と振り返った。

 噴火翌日に山頂に登った山岳医の上條剛志さん(57)=安曇野市=は「犠牲者のほとんどが損傷死だが、中には足の骨を折っただけという人もいた」と述べ、低体温症が死因となった可能性を指摘。「秋でも、生き残れる装備を整える必要があるのでは」と話した。

 黒沢口登山道9合目で山小屋「石室山荘」を営む向井修一さん(52)は約150人が逃げ込んだ山小屋の様子に触れつつ、「噴火の少し前から地震の増加について問い合わせもあり、予約をキャンセルした人もいた」と紹介。「今後、登山者に積極的に情報を知らせていきたい」と述べた。御嶽神社宮司の武居哲也さん(55)も「信者に対し、装備の面などで一般の登山者と同じようなマナーや常識を伝えていこうと思う」とした。

 当日、御嶽山におり、この日の話を聞いていた茅野市の会社員、田幸秀敏さん(42)は「防寒着や多めの食べ物は用意していたが、ヘルメットはなかった。出た話を生かしていきたい」と話していた。

写真説明:「御嶽山噴火災害から学ぶこと」をテーマに開いたシンポジウム=6日、木曽町



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