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西駒山荘 荷下げ
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西駒山荘
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霧ケ峰
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涸沢
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登山経路ネットで把握 遭難対策、県が16年度運用へ
2015/12/02 10:21

 情報通信技術を活用した山岳遭難対策として、県は来年度、JR東日本のIC乗車券「Suica」(スイカ)などのICカードを山小屋に置いた読み取り用の機器にかざすことで、登山者の経路を記録するシステムの構築を目指す。予定ルートのどこまで移動したかを家族らがインターネット上で把握することができ、遭難者の居場所特定などにつなげる狙いだ。来年夏をめどに、登山者が多い北アルプスと、浅間山、御嶽山の2火山で運用を始める方針。

 県会11月定例会の一般質問で、清沢英男氏(自民党、東筑摩郡)の質問に阿部守一知事が明らかにした。

 インターネットを通じて登山計画書(届)を提出した人で、システムの利用を承諾した登山者が対象。ICカードにはカードごとに固有の情報が記録されている。事前に提出した登山届の情報とカード情報を結び付ければ、登山者本人や家族、県が移動経路とカードを読み取った時間を確認できる。

 カード読み取りには、専用アプリを入れたタブレット端末などが必要で、県は北ア、浅間山、御嶽山の3山域の山小屋計約30カ所に支給する方針。専用アプリの開発やシステム構築は民間委託も検討している。利用できるICカードの種類は今後詰める。

 県は本年度、通信事業者や山小屋関係者と、情報通信技術を活用した遭難防止対策を検討。当初は遭難者の捜索に使うビーコン(電波送受信機)の活用を考えたが、一般登山者への普及に課題があり、普及率が高いICカードを活用することにした。

 県は県会11月定例会に、登山届の提出義務化を盛った登山安全条例案を提出している。県山岳高原観光課は、システム導入で「遭難救助の強化に加え、登山届の提出率を上げるため、ネット申請(提出)も普及させたい」としている。



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