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霧ケ峰
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乗鞍岳は火山、理解深める 防災へ研究者講演・現地視察
2015/10/21 11:13
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 長野、岐阜両県や地元自治体でつくる乗鞍岳火山防災協議会の事務局を務める県松本地方事務所は20日、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)火山活動研究グループの研究者2人を講師に招き、松本市安曇の乗鞍高原にある施設で講演会を開いた。気象庁が常時観測する火山である乗鞍岳への関心を高め、防災につなげる狙い。終了後は乗鞍岳の現地視察もした。

 講演会には地元住民ら約50人が参加。中野俊(しゅん)上級主任研究員(57)は、複数の火山で構成される乗鞍岳の成り立ちを説明。「剣ケ峰が(最近は)9200年前にマグマ噴火したことはほぼ確定だが、恵比須岳の噴火は諸説あり、再度調査が必要」と指摘。及川輝樹主任研究員(45)も「乗鞍岳は火口の位置や水蒸気噴火の規模など過去の記録が不明で、きちんとした防災マップを作るには調査が必要」とした。

 乗鞍高原で旅館を営む福島真さん(63)は「御嶽山の噴火後、地元では火山に関心が高まっており、講演は貴重な機会だった」と話した。

 現地視察には両県や国の火山防災担当者ら約30人が参加。講師2人から恵比須岳頂上付近の地質の変化や過去の火山弾の説明を聴いた。

 同協議会は3月に発足し、本年度中に乗鞍岳の噴火シナリオと火山ハザードマップの策定を目指している。

写真説明:乗鞍岳の地質について説明する及川主任研究員(中央)と中野上級主任研究員(手前左)=20日、乗鞍岳



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