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「山の手帖2018」
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松本 山岳フォーラム
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浅間山噴火「系統樹」
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信州全県地質図、半世紀ぶり改訂 多分野で活用期待
2015/10/20 11:17

 信州大(本部・松本市)や県環境保全研究所の研究者らが19日までに、約半世紀ぶりに全県の地質図を改訂した。従来の20万分の1より詳細な5万分の1の縮尺とし、岩石や地層の分布をまとめた。データはデジタル化し、地質を立体地図で見たり、インターネット上の地図に重ねて建物周辺の地質を調べたりすることができる。同研究所によると、都道府県単位のデジタル地質図は全国でも珍しく、「防災、環境保全など多分野で誰もが使える資料」と活用を勧めている。

 統一の基準で作製され、現在使われている全県の地質図は1957(昭和32)年に県地学会がまとめた。その後に地層ができた年代や種類の研究が進み、地域の地質に詳しい研究者が高齢化するなど改訂が課題になっていたという。県が2006年度に事業化し、同研究所や信大理学部、長野高専(長野市)の研究者らが本年度、県地質図活用普及事業研究会をつくって引き継いだ。

 新たな地質図は、地層や岩石の種類、形成年代で地質を約240種類に分類。記号や色で地質の特徴が分かるほか、活断層の位置も記した。建物も表示されるインターネット上の地図に重ねれば、周辺の地滑りを起こしやすい地層の有無が分かる。また、火山周辺の堆積物で過去の噴火の経緯を知ることもでき、防災への活用が期待できるとしている。

 同研究会会長で信大理学部の原山智(さとる)教授(地質学)は「専門家以外も読める図。山岳の成り立ちを地質の視点から解説するなど、観光や教育分野でも使ってほしい」と話している。

 同研究会は地質図の活用法を理解してもらうシンポジウムを11月16日に長野市生涯学習センターで、同17日に松本市の松筑建設会館で開く。申し込み、問い合わせは県環境保全研究所(電話026・239・1031)へ。希望者には最新の地質図(DVD)を千円前後で販売する。


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