安曇野市制10周年を記念した市主催のイベント「山岳フェス」が3日、同市の国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区で2日間の日程で始まった。山岳ガイドら3人が山の魅力を語るトークショーなどがあり、登山愛好者や家族連れなどでにぎわった。
トークショーは、信州大山岳会出身で日本プロガイド協会会長の角谷道弘さん(51)=堺市、国際山岳ガイドの近藤謙司さん(53)=東京、イラストレーターの鈴木みきさん(42)=山梨県北杜市=が話した。近藤さんは、北アルプスについて「森林限界を超えた稜線(りょうせん)からの景色のきれいさが魅力」と紹介。角谷さんは「登山は地味だが、生涯スポーツになり、健康維持につながる」、鈴木さんは「自分より経験がある人と登ると、レベルアップや新しい発見があったりする」と話した。
この日は、女性が山登りの衣装を披露する「山ガールファッションショー」や、ガイドと一緒に1泊2日で常念岳に登る登山ツアーなどがあった。4日も太鼓演奏などの催しがある。
写真説明:角谷さん(左)らが北アルプスの思い出などを話したトークショー