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大半、山岳部歴なし 全国の高校山岳部指導者アンケート
2015/05/19 10:06
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 全国の高校山岳部指導者の大半は、学生時代に山岳部に所属せず、個人や少人数での研さん、各種の研修会・講習会を通じて登山能力を培ったことが18日、大町高校(大町市)山岳部顧問の大西浩教諭(55)らが初めて実施したアンケートで分かった。回答した指導者のうち、高校や大学で山岳部に所属した割合はいずれも2割以下だった。大西教諭は「高校山岳部での活動を広げるには、指導者が登山技術を学ぶ講習や研修の機会を増やし、充実を図る必要性がある」と指摘している。

 アンケートは、大西教諭や鹿屋体育大学(鹿児島県)の山本正嘉教授(57)=運動生理学=らが昨年8〜10月、昨年の高校総体登山競技に出場した学校や、都道府県高体連を通じて山岳部のある学校に協力を依頼。長野を含む44都道府県の126校(うち県内18校)で顧問を務める指導者169人(うち県内33人)から回答があった。

 指導者が山岳部に所属した割合は高校が16%、大学は13%。指導者が登山能力を培った場所(三つ以内)としては「個人または少人数での研さん」が84%で最も多く、「各種の登山研修会・講習会」が73%で続いた。指導する場を含む「高校山岳部」は29%、「社会人山岳会」は21%、「大学山岳部」は14%だった。

 各高校山岳部で生徒が行っている登山形態(複数回答)では、全国高校総体などでの登山競技が86%、雪のない時期の縦走登山が80%で多かった。高い技術が必要になる雪のある時期の縦走登山は14%、自然の岩でのクライミングは5%にとどまった。

 大西教諭は、指導者の多くが個人や少人数の仲間で登山の技術を学んでいるとする状況に、「独学や知人らから学ぶ機会も重要だが、専門的な講習会などで技術を身に付ける機会が必要」と話す。

 一方、アンケートでは高校山岳部員の生徒計727人も回答。山を6〜8時間ぐらい歩く場合、パーティーの足並みを乱さずに余裕を持って背負えるザックの重さは、男子の平均が13・9キロ、女子平均が12・2キロだった。

 結果は今後、山本教授ら専門家が分析した上で全国高体連登山専門部に伝え、全国の山岳部で活用してもらう。



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