信州山小屋ネット~朝日に染まる白銀の山々(大町市の山岳博物館から)

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霧ケ峰
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涸沢
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鹿島槍ケ岳に氷河はあるのか― 疑問の解明15年に延期
2014/09/03 11:19

 北アルプス・鹿島槍ケ岳に氷河はあるのか―。疑問の解明は来年に持ち越されることになった。大町市大町山岳博物館などでつくる学術調査団は、氷河の可能性が指摘されている大町市の鹿島槍ケ岳・カクネ里雪渓の調査を今月7日から始める予定だったが、2日までに中止を決めた。カクネ里に至る途中にあるシラタケ沢の雪渓が、8月の多雨で解け、所々で崩落して空洞ができ危険なためだ。来年あらためて調査する。

 カクネ里には標高1800〜2150メートルの間に長さ700メートル、幅250メートル、厚さ40メートルの雪渓があり、これまでの調査で雪渓の下に巨大な氷の塊があることが分かっている。氷が斜面に沿って移動していれば氷河と呼べるため、調査団は今月、GPS(衛星利用測位システム)の通信機器を氷に埋め込み、10月に回収して動きを調べる計画だった。

 しかし、山岳ガイド3人が8月27〜29日に事前調査をしたところ、シラタケ沢の雪渓が危険な状態と分かった。報告を受けた調査団長の小坂共栄(ともよし)・信州大学山岳科学研究所特任教授が、他の研究者らと相談し調査を来年に延期することにした。小坂団長は「自然には逆らえない。来年8月上旬の調査を予定している」。大町市の牛越徹市長は「なかなか人が立ち入れない厳しい場所だからロマンがある。来年の調査を心待ちにしたい」と話していた。



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