信州山小屋ネット~朝日に染まる白銀の山々(大町市の山岳博物館から)

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「医師も患者さんも快適に」 上高地診療所の管理人夫婦
2014/08/07 12:21
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 北アルプス上高地のバスターミナル近くにある東京医科大上高地診療所の管理人を夫婦で務める三野定男(みのさだお)さん(71)、愛子さん(68)=松本市波田=が、3年目の夏を迎えている。共に20年近く勤めた上高地の宿泊施設を2011年秋に定年退職し、12年4月に管理人になった。経験を生かして医師が働きやすく、患者が快適に過ごせるよう支えている。

 診療所は、今年は4月27日から11月15日まで開いている。定男さんは毎日午前5時ごろ起床し、食堂や病室、診察室、倉庫などを掃除。数日ごとに医師が交代する際はシーツを換える。7月25日から8月25日は東京医科大病院(東京都新宿区)から医師2人、看護師2人が訪れ常駐する。それ以外の時期は医師1人だ。「患者さんにきれいな空気を吸ってもらいたい」と建物内を禁煙にし、やにで黄色に汚れていた壁は塗り替えた。

 愛子さんは毎朝午前4時前に起きて食事の下準備をする。散歩の後に朝食を作る。昼食、夕食も担当し、医師の家族らが滞在する日は10人分ほど用意する。メニューには野菜を多く取り入れ、「カロリーが高くならないように」と高地での暮らしに気を配る。

 同病院総合診療科の志賀雅代医師は「管理をきちんとしてくれるので、診療だけに集中できる。料理は手が込んでいておいしく、夜中の診療が終わるとコーヒーを入れてくれる」と感謝する。

 定男さんは「宿泊施設で掃除をしたりボイラー設備などを管理したりしてきた経験が今、ここで生きている。先生方に短い間でも快適に過ごしてもらうことが適切な診療につながるのではないか」と笑顔で話した。

写真説明:資料に目を通す三野定男さん=東京医科大上高地診療所



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