信州山小屋ネット~朝日に染まる白銀の山々(大町市の山岳博物館から)

西駒山荘 荷下げ
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西駒山荘
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霧ケ峰
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涸沢
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中ア「西駒山荘」営業再開 新宿泊棟の窓から伊那一望
2014/08/02 10:34
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 中央アルプス将棊頭(しょうぎがしら)山(2730メートル)直下に伊那市が所有する「西駒山荘」の改築が終わり、1日、営業を再開した。新築した2階建ての宿泊棟は内装に木目を生かし、東側の窓から同市を一望できる。中ア駒ケ岳を目指した学校登山で11人が死亡した1913(大正2)年8月の遭難を教訓に2年後に造られた石室(いしむろ)は、小上がりを設けるなど当時の姿に近づけて改修した。

 竣工(しゅんこう)式には、ロープウエー経由の千畳敷ルートなどで伊那市や山岳、工事関係者ら約60人が集まった。白鳥孝市長は「いろいろな方々の思いの結晶がこの小屋。次の100年へとバトンタッチしていきたい」とあいさつ。工事を請け負った西武建工(伊那市)の春日貞秋社長は「雪かきなど山の仲間の協力が本当にありがたかった」と感謝した。

 式後、宿泊棟の食堂と石室で西駒名物カレーライスの昼食。管理人の宮下拓也さん(37)が、水を節約するため皿がきれいになるよう食べて紙で拭く作法を説明した。宮下さんは「石室は99年前に築いた皆さんの苦労がより分かるようになり、学習にもいい場になった」と話していた。

 改築は昨年8月に着工し、総事業費は8500万円余。各地から約710万円の寄付があった。山荘は定員40人で、営業は10月の体育の日(今年は13日)まで。1泊2食8500円、素泊まり6千円。

写真説明:西駒山荘の新築した宿泊棟(奥)と改修した石室の前に関係者が集まった竣工式



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