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山岳遭難、GPSで防げ 県など北アで12月以降実験
2014/06/13 11:14
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 県内で相次ぐ山岳遭難を防ごうと、より正確なGPS(衛星利用測位システム)を活用して登山者が現在地を把握し、転落や滑落、道迷いなどを回避する実証実験が今年12月以降、北アルプスで行われる。山の谷間など人工衛星の電波が届きにくい場所にいると現在地から数十メートルも誤差のある位置情報が示されることがあるが、「準天頂衛星」と呼ばれる日本のほぼ真上を通る軌道を持つ衛星の電波を受信して数センチ程度の誤差にとどめるという。

 実証実験は、県や県警などでつくる協議会が実施する予定で、GPSなど地理・空間情報を防災・減災に役立てる国土交通省の本年度モデル事業に12日、採択された。事業費は4千万円を上限に国が負担する。

 県などによると、通常カーナビやスマートフォンで使用するGPSは米国が運用する衛星を利用する例が多い。日本列島から離れた軌道を飛ぶことが多く、測位結果に大きな誤差が出ることがある。このため、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が2010年に打ち上げた日本製の準天頂衛星「みちびき」を実証実験に活用することにした。

 実験は、みちびきが昼間に日本上空を通る今年12月〜来年1月ごろを予定。大学山岳部や社会人山岳会など冬山の登山技術がある団体に委託し、専用端末を持参して北アに入山してもらい、準天頂衛星から位置情報を受信。事前に地図アプリ(応用ソフト)をダウンロードした携帯電話などに表示させ、システムの有効性を確認する。将来は滑落が多発する危険箇所に近づくと携帯電話が警報を鳴らして登山者に知らせる―などの応用も想定している。

 日本製の準天頂衛星は今後増える見込みといい、県情報政策課は「多発する山岳遭難を少しでも減らせる仕組みが確立できればいい」としている。



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