信州山小屋ネット~朝日に染まる白銀の山々(大町市の山岳博物館から)

西駒山荘 荷下げ
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西駒山荘
西駒山荘


霧ケ峰
霧ケ峰

涸沢
涸沢

いざ、心躍る夏山へ 空気も野外の味もおいしく
2014/06/02 11:23
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 南アルプスや八ケ岳のほか、北アルプスや菅平高原など県内の多くの山々や高原で1日、山開きや山にちなんだイベントが開かれた。

<上高地:ウェストンたたえ>

 日本アルプスを世界に紹介した英国人宣教師のウォルター・ウェストン(1861〜1940年)をたたえる第68回ウェストン祭(日本山岳会信濃支部主催)は、北アルプス・上高地(松本市安曇)のウェストン碑前で開いた。地元の安曇小学校の児童が「エーデルワイス」をリコーダーで演奏し、歌声も響かせた。

 日本山岳会の森武昭会長(69)=東京都=は「今年は山の日制定も決まり、上高地から全国へと盛り上げていきたい」とあいさつした。恒例の講演会は、世界の優れた登山家に贈られる「ピオレドール賞」を昨年受賞した信州大学士山岳会で山岳ガイドの花谷泰広さん(37)=山梨県北杜市=が登場。「北アルプスを世界に発信することも日本人クライマーの役割」と話した。

<針ノ木雪渓:輝く雪踏み締めて>

 日本三大雪渓の一つ、大町市の北アルプス針ノ木岳(2821メートル)下部の針ノ木雪渓で開いた開山祭「第57回針ノ木岳慎太郎祭」は、210人ほどが参加した。国内初の登山案内人組合をつくった同市の百瀬慎太郎(1892〜1949年)の功績をたたえ、安全を祈願。銀色に輝く雪を踏み締めながら標高約2500メートルの針ノ木峠を目指した。

 大町山岳会の西沢泰夫会長(83)=同市大町=が「大自然のスポーツを楽しもう」と登山の魅力をPRした。

<菅平高原:家族連れにぎわう>

 上田市の菅平高原では、観光協会関係者など計約50人が出席し、夏山開きを国際リゾートセンター近くの道光(どうこう)神社で開いた。センター前の芝生広場では28回目となる「カントリーフェスティバル」も開催。野外で焼いた牛肉のステーキ、地元産レタス、山菜の天ぷらなどの販売があり、家族連れらが高原の空気を満喫した。

 240グラム千円のステーキを楽しみに訪れたという会社員斎藤順さん(40)=上田市=は「自然の中で子どもが跳び回れるのがいい」と話した。

<蓼科:餅や山菜振る舞う>

 北佐久郡立科町芦田八ケ野の蓼科ふれあい牧場前広場で、蓼科白樺高原観光協会などが蓼科山(2531メートル)の山開きをし、地元蓼科区が「すずらん祭り」を開いた。餅つきや山菜の天ぷらを振る舞い、親子連れなどが良く晴れた高原の風景とともに楽しんだ。

 祭りは、地元の御泉水(ごせんすい)太鼓保存会の演奏で開幕した。観光客もきねを振って餅をつき、栃木県足利市から家族と訪れた会田斗和(とわ)君(5)は「(きねは)重かったけれど、面白い」と喜んでいた。

写真説明:山並みを背に安曇小学校の児童が歌声を響かせたウェストン祭(上)。北ア・針ノ木峠を目指して針ノ木雪渓を登る人たち



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