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松本 山岳フォーラム
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浅間山噴火「系統樹」
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「固有種に南アの歴史」 伊那で魅力探る講演会
2014/06/01 10:00
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 伊那市で31日、日本ジオパーク委員会顧問の小泉武栄さん(66)=飯山市出身=が「南アルプスの魅力を探る」と題し講演した。貴重な地形や地質が見られる「南アルプス(中央構造線エリア)ジオパーク」に理解を深めようと、伊那谷自然友の会(飯田市)が企画。小泉さんは、南アにキタダケソウなど多くの固有種が自生する理由を地形や地質の成り立ちから解説した。

 小泉さんは自然地理学が専門。昨年3月まで東京学芸大教授を務め、地形・地質と植生の関係を研究してきた。講演では、南アと北アの雪解けの時期や地質などを比較。南ア北岳(3193メートル)の山頂部は石灰岩や玄武岩、チャートなどが入り交じる複雑な地質構造で、キタダケソウは石灰岩の上にしか咲かないなど植生にも特性があると説明。「固有種は南アの歴史を背負って咲いている」と語った。

 南アが年間数ミリ単位で隆起していることにも触れ、「皆さんの爪が伸びるスピードよりも遅いけれど、100万年たつと3千メートル級の山々になる。時間の力はすごい」と話した。

写真説明:固有の植物を育む南アルプスの地質や地形について解説する小泉さん


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