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西駒山荘 荷下げ
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西駒山荘
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霧ケ峰
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涸沢
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入山者指導20%増1230件 13年度の北アと美ケ原高原
2014/05/23 10:55
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 中信森林管理署(松本市)が2013年度に北アルプスと美ケ原高原で入山者を指導した件数は1230件で、前年度より約20%増えた。中でも、指定場所以外でのキャンプ設営、歩行用ポールの先端にキャップを付けていないケースの増加が目立つ。ともに山小屋関係者の間で問題になっており、本格的な登山シーズンを前に同署は「最低限のルールとマナーを守って楽しんでほしい」と呼び掛けている。

 管理署職員や巡回監視員(グリーンサポートスタッフ)らが昨年6月〜11月、巡回監視で指導した。行為別では、禁止区域への侵入が760件(前年度比35件増)で全体の約6割を占める。指定地外へのキャンプ設営は133件(同50件増)、歩行ポールのキャップし忘れなどその他が143件(同87件増)だった。山域別では、北ア北部が318件、北ア南部が820件、美ケ原高原が92件。

 書類送検や始末書の提出を求める悪質な事例はなかった。かつて大半を占めていたごみの投棄や高山植物の盗掘は減少傾向にあるという。

 指定場所以外でのキャンプ設営は、グループ登山者が個々にテントを設営するため設置場所がなくなったという事例が目立つ。キャップなしのポール使用は、登山道の荒廃や植生に大きな影響を与える。同管理署の渡辺修・森林技術指導官は背景について、登山者の層が広がり、自然保護のためのルールや登山のマナーを知らない人が増えているとみる。

 渡辺指導官は「遅い時間にテント場に到着したら無理にテントを広げずに山小屋で素泊まりし、ポールのキャップが脱落しないようテープを巻くことから始めてほしい」と話していた。



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