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西駒山荘 荷下げ
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西駒山荘
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入笠山「マナスル山荘本館」再出発 群馬の2人が継承
2014/04/15 11:52
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 長野県諏訪郡富士見町の入笠(にゅうかさ)山(1955メートル)山腹にあるマナスル山荘本館が26日、再出発する。一家で50年近く、近年は1人で山荘を切り盛りしてきた有賀やそ子さん(79)が高齢のため山を下り、新たに、ともに登山が好きという群馬県高崎市の山口信吉さん(49)と速水浩さん(52)が後を継ぐことになった。2人は「家庭的なおもてなしをし、登山に来た人たちに居心地がいいと思ってもらえる山小屋」を目指している。

 山口さんと速水さんは昨年11月、雑誌で、同山荘を買い取って運営する後継者を探す広告を見つけて興味を持ち、その後、何度か山荘を訪れた。たまたま2人とも、仕事を探していた。ゴンドラを使えば、最寄り駅から歩いて30分の距離。「初心者でも気軽に山の魅力を味わえる」(山口さん)と、後継ぎを決めた。

 高校生で登山を始めた山口さんは約20年間、北アルプスの山荘やスキー場のロッジで調理師として働いた。遭難救助の経験もあり、気象予報士の資格を持つ。大手メーカーを早期退職した速水さんは、山口さんの影響で登山を始めた。本館では、山口さんが宿泊の予約受け付けや調理などを担当し、速水さんが経営するという。

 登山だけでなく、走ることも好きという2人。山荘周辺では、夏は登山道を走るトレイルランも楽しめるため、訪れた人に走り方を指導する。通年営業し、冬山登山の手伝いもする。ホームページに詳しい気象情報も載せ、更新していくという。

 物置だった1階の約20平方メートルの部屋は、登山者同士がくつろぎながら交流できる空間にしようと、今月から床板を張り替えている。山口さんは「登山の基本を覚える拠点になり、多くの人に山の魅力が伝わればいい」と話している。問い合わせは電話0266・62・2083。

 マナスル山荘は本館隣に新館があり、新館は夏場のみ横浜市の会社員夫婦が経営している。

写真説明:登山客が集まって交流できる場所を作ろうと、建物の改修を進める山口さん



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