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西駒山荘 荷下げ
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西駒山荘
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霧ケ峰
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北ア槍ケ岳山荘で第35回播隆祭 信仰登山歴史聞く
2013/09/08 11:32
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 北アルプス槍ケ岳(3180メートル)の山頂直下にある槍ケ岳山荘で7日夜、第35回播隆(ばんりゅう)祭が開かれた。登山史研究家の布川(ぬのかわ)欣一さん(81)=埼玉県久喜市=が、1828(文政11)年に槍ケ岳に初登頂した僧、播隆上人(1786〜1840年)をはじめとした信仰登山の歴史などを語り、約160人が聞いた。

 布川さんは、明治時代に欧州から日本の都市部の知的エリートに「近代登山」の考えが導入され、「信仰登山は迷信と痛烈に批判された」と説明。だが、庶民に広がっていた文化は絶えず、近年は信仰登山と結び付いた富士山や熊野古道が国際的に評価されているとし、「信仰登山の源流の一端をつくった播隆上人に思いをはせてほしい」と話した。東京都国立市の看護師藤野直美さん(46)は講演に感激した様子で「もっと上人の偉業を広めてほしい」と話していた。

 講演に先立ち、山荘従業員は、播隆上人の生涯を紙芝居で「(日本アルプスを世界に紹介した英国人)ウォルター・ウェストンが登る60年余前、既に槍の穂先に立っていた」と紹介した。

写真説明:約160人の登山者を前に、登山の歴史について語る布川さん(中央奥)=7日午後7時、槍ケ岳山荘



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