信州山小屋ネット~朝日に染まる白銀の山々(大町市の山岳博物館から)

松本 穂苅さんしのぶ
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「山の手帖2018」
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松本 山岳フォーラム
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浅間山噴火「系統樹」
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松本 山岳フォーラム
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若者魅了、天空のテント泊 穂高連峰などのキャンプ地
2013/08/29 10:27
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 一体感はテントで―。北アルプスの涸沢や穂高連峰にあるキャンプ指定地で、友人同士らがテントに泊まり、つながりを確認し合う姿が目立っている。テント、寝袋、食料…と、担ぐ荷物は重い。狭い空間、簡素な食事、そこで交わされる言葉は下界より緊密な状況に導くことから、若者たちの新たな魅力になっているようだ。

 濃い霧が湧き、冷たく強い風が吹いていた21日午後3時すぎ、北ア・穂高連峰の稜線(りょうせん)にある山小屋「穂高岳山荘」(標高2996メートル)近くのキャンプ指定地で、男女計3人が15分ほどで二つのテントを設営した。3人は東京のアウトドア用品店のアルバイト仲間だ。

 3人でぎゅうぎゅうのテントで、キムチチゲの素にささ身とフリーズドライの野菜を加えたうどんをメーン料理に、山小屋で買ったワインやビールなどで乾杯した。高橋研人さん(22)=神奈川県大和市=は「荷物は重いけれど、これが楽しみ」と笑った。

 幼稚園のころから登山を楽しんでいるという佐野祐人さん(21)=相模原市=は「衣食住を一つのザックに全て入れ、移動している感覚がたまらない」。登山を始めて2年の足立ひとみさん(38)=横浜市=は「テントを担ぐ人と道であいさつすると、連帯感を感じる」と話す。

 穂高岳山荘支配人の中林裕二さん(41)は「ここ数年で、若い人のテント泊が増え、全体の半数以上を占めるようになった」と言う。安くて連泊が可能なことに加え、山の道具がおしゃれになり、若者が抱く山のイメージも良くなっていることを理由に挙げた。

写真説明:狭いテントの中、夕食の準備をする高橋さん(左)と佐野さん(写真上)。風が吹き、霧で視界が開けない穂高岳山荘近くのキャンプ指定地。テントの中からは若者たちの笑い声が響く


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