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「山の手帖2018」
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松本 山岳フォーラム
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浅間山噴火「系統樹」
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「聖職の碑」中ア遭難から100年 遺族ら記念碑に合掌
2013/07/25 10:06
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 1913(大正2)年8月に起き、諏訪市出身の作家新田次郎の小説「聖職の碑(いしぶみ)」で知られる中央アルプス駒ケ岳(2956メートル)遭難から100年となるのを前に、上伊那郡箕輪町の遺族らでつくる「偲岳(しがく)会」は23、24日、慰霊登山をした。悪天下、会員ら14人が将棊頭(しょうぎがしら)山(2730メートル)近くの遭難記念碑を訪ね、手を合わせた。

 100周年記念事業と位置付けて一般参加を募り、8人が応じた。23日朝、ロープウエーで標高約2600メートルの千畳敷へ。記念事業実行委員長で、慰霊登山に長年参加している同町の東城興一(おきかず)さん(79)が「こんなに天気が悪いのは初めて」と言うほど風が強く、霧も濃い中を歩き始めた。

 休憩を重ね、約5時間かけて記念碑に到着。花や線香、飲み物を手向けた。諏訪市の小島勝人さん(74)は箕輪町出身。中学時代に学校登山で、20代のころにも仲間と記念碑を訪れたという。「50年前と比べて碑の文字がだいぶ風化した。碑の前に立つと込み上げるものがある」と話した。

 13年の遭難は、中箕輪尋常高等小学校(現箕輪町箕輪中学校)の生徒や教員ら37人が8月26日、駒ケ岳登山に出発。暴風雨に遭い11人が亡くなった。偲岳会は、遺族や生還者が81(昭和56)年につくった慰霊の会が前身。現在はその子どもの世代が運営するが、高齢化が進んで今回登った会員5人のうち4人は70代だった。

 23日は山小屋に泊まり、24日に下山。会員で箕輪町の原一門さん(77)は「登山が年々きつくなってきている。来年は来られるか心配」と話していた。

写真説明:遭難記念碑に線香を手向け、手を合わせる参加者


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