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「山の手帖2018」
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松本 山岳フォーラム
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浅間山噴火「系統樹」
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5山域でヘルメットを 県遭対協「着用奨励」地域指定へ
2013/06/15 10:27
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 県山岳遭難防止対策協会(県遭対協)が、北アルプス南部など県内山岳の5地域をヘルメットの着用を促す「着用奨励山域」に指定する方針が14日、分かった。登山用品メーカーなどから寄贈された計200個を各山域の山小屋やガイド事務所に配備し、7月中に貸し出しを始める。全国的にも珍しい遭難防止の試みで、登山者に危険な場所にいるという意識を持ってもらう狙いもある。

 17日に長野市で開く県遭対協総会で決定する。奨励山域は、北ア南部(穂高連峰一帯、槍ケ岳の東鎌尾根や北鎌尾根)、北ア北部(鹿島槍ケ岳北側の八峰キレット周辺、唐松岳北側の不帰嶮(かえらずのけん)周辺)、南アルプス(甲斐駒ケ岳、鋸岳)、中央アルプス(宝剣岳)、戸隠連峰(戸隠山、西岳)の5地域。いずれも切り立った険しい岩場だ。

 県警山岳遭難救助隊によると、2012年夏山シーズン(7〜8月)に遭難した117人のうち30人(25・6%)が頭部を負傷。ヘルメットを着けていれば命を救われた死亡事故や救助要請が不要だった例が年数件ある。一方、着用した状態で約150メートル滑落したが命拾いした登山者もいる。

 10年から3年連続で過去最多を更新する県内山岳遭難件数の一要因には、技量が不十分なのに安易に入山してしまう登山者の増加も。県遭対協事務局の県教委スポーツ課の茅野繁巳課長は「遭難防止とともに登山者に危機管理の意識を高めてもらうきっかけにしたい」と奨励山域の選定を山小屋関係者と進めてきた。

 ヘルメットを配備する各山域の山小屋などは有償で貸し出す予定だ。同救助隊の宮崎茂男隊長は「ヘルメットは岩登りでしか使わないという時代は終わった。命を守る大切なアイテムという認識を持ってほしい」と話していた。

写真説明:先行して貸し出している北アルプス・涸沢ヒュッテのヘルメットなどを着用した登山者ら=1日、北ア・涸沢カール


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