県が独自に制定し来年度からの実施を目指している「山の日」について「県政モニター」に聞いたところ、適当な時期(複数回答)として5月を挙げる人が33・2%で最も多いことが、県のまとめで5日分かった。芽吹きの時季で大型連休があることが主な理由。各地で山開きがある7月(24・2%)や6月(20・5%)が続き、8月(19・1%)、4月(14・7%)の順となった。
調査は、県内在住の成人で県に登録した県政モニター1220人を対象に4月に郵送とインターネットで行い、851人(回収率69・8%)から回答を得た。
この日県庁で開いた「山の日」懇話会で、山小屋関係者からは「県内山岳は6月まで冬山。天候が安定する7〜9月が望ましい」「冬季競技が盛んな信州らしく、スキー場が開く12月でも良い」といった声が出ていた。
名称は「山の日」(25・2%)、「信州山の日」(18・8%)、「山岳の日」または「岳の日」(4・5%)、「アルプスの日」(3・7%)など。山の日に取り組むべき内容(複数回答)は環境保全活動(71・9%)が最多で、都市部への長野県の山のPR(59・1%)、自然観察会(49・2%)、山岳遭難防止の啓発(44・1%)、植樹祭(42・8%)などが続いた。
特定の期日で多かったのは7月1日(13人)、6月1日(10人)、8月1日(9人)、5月10日(8人)、同4日(7人)、8月8日(7人)などだった。