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隆起?前穂高岳で調査へ 北アの形成過程明らかに
2012/09/08 10:19

 国土地理院地理地殻活動研究センター(茨城県つくば市)は20〜22日、北アルプスが隆起しているか、松本市安曇の前穂高岳山頂で調査する。標高3090メートルの山頂にアンテナを設置し、人工衛星を使って厳密な高さを測定。高くなり続けているかを検証し、北アを形成したメカニズムを明らかにする狙い。東日本大震災による地殻変動の影響の有無も確認する。

 同センターは、過去に行われてきた地質学的な研究に基づく北アの隆起の速度と、現在の北アの上下変動を合わせて分析することで、北アができた過程を解明しようと、1999年に前穂高岳山頂での調査を開始。2005年、08年にも調査し、これまで年平均5ミリほど隆起しているとのデータが得られたという。

 同センターの畑中雄樹・地殻変動研究室長は「北アが現在どう動いているのか、実態はよく分かっていない。観測は誤差が付き物なので、繰り返し調べて結果の信頼性を高める必要がある」と説明。前穂高岳山頂にある一等三角点の真上に直径約50センチの円形アンテナを設置。山の高さを48時間測定し、過去3回の観測データと比べる。

 東日本大震災では、宮城県石巻市の電子基準点が東南東方向に5・3メートル移動し、1・2メートル沈下するといった大きな変動が起きた。同センターは「今回の観測でこれまでと明らかに違う傾向が出れば、震災が北アにも影響を与えた可能性が出てくる」としている。



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