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西駒山荘 荷下げ
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西駒山荘
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霧ケ峰
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涸沢
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来年で100年の中ア駒ケ岳遭難事故 慰霊登山など計画
2012/08/26 09:46
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 諏訪市出身の作家新田次郎の小説「聖職の碑(いしぶみ)」で知られる1913(大正2)年8月の中央アルプス駒ケ岳遭難から来年で100年となるのを前に、遺族らでつくる「偲岳(しがく)会」は25日、上伊那郡箕輪町で総会を開いた。慰霊祭開催や記念誌発行など、100周年記念事業の素案を承認した。

 素案によると、参加者を公募して来年7月に駒ケ岳(2956メートル)へ慰霊の記念登山をする。慰霊祭は同8月25日に町内で開催。遭難の2年後に築かれた石室(いしむろ)が元になっている伊那市所有の山小屋「西駒山荘」の改築にも、寄付で協力する。

 総会には会員ら約30人が出席。会長に唐沢義雄・同町教育長(61)を新任した。唐沢さんは、13年の遭難で生還した人の親族であることが町郷土博物館の調べで最近になって分かったといい、「何かの巡り合わせ。100周年に向けて頑張りたい」と述べた。

 13年の遭難は、8月26日に中箕輪尋常高等小学校(現箕輪中)の生徒や教師ら37人が駒ケ岳へ出発。途中で暴風雨に遭い、11人が死亡した。副会長の東城興一(おきかず)さん(79)=箕輪町=の父親は当時、同校生徒で、同じ日に中ア経ケ岳(2296メートル)登山に参加し、無事だったという。「(遭難の記憶を)風化させず、残す責任があると感じている。充実した記念事業にしたい」と話した。

写真説明:総会で物故者に黙とうする偲岳会会員ら



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