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松本 山岳フォーラム
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浅間山噴火「系統樹」
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「医療の原点」学ぶ貴重な場 北ア日大医学部徳沢診療所
2012/08/21 10:12
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 北アルプス・徳沢にある日大医学部徳沢診療所は、北ア各地にある夏山診療所の中でも上高地に近く、途中休憩する登山者やキャンプ場利用者、散策の観光客など患者の幅が広い。7月下旬から約1カ月間の開設期間を19日に終え、交代で常駐してきた医学部山岳部員の学生らは「医療の現場を経験できる貴重な場」と受け止めている。

 徳沢診療所は1954(昭和29)年開設。59年目となることしはOBの医師ら約30人が交代で2〜3人ずつ、学生は25人が交代で4〜5人ずつ常駐した。

 ことしは62人が受診した。徳沢は上高地から歩いて2時間ほどと近く、虫刺され、膝の痛みなど比較的軽症の患者が多い。一方で重い病気も。8月上旬、下山してきた横浜市の50代男性が息切れを訴えて受診した。OBの医師が、死に至ることもある高山病「肺水腫」と診断し、救急車とヘリで救急搬送して一命を取り留めた。

 医学部4年の新倉(にいくら)梨紗さん(21)はこの時、問診で立ち会った。患者の命に関わるケースで「学生ではなかなか経験できない現場」と話す。診察に備えて血圧測定などを学生同士で練習した2年の玉田健次さん(23)は「専門の違う多くの先生と直接話ができるのが勉強になる」と話した。

 OBの医師小川郁男さん(65)=埼玉県鶴ケ島市=は「この診療所をずっと続けていくことが使命だと感じる。医師人生の原点になり得る場所です」と話していた。

写真説明:徳沢診療所で血圧測定の練習をする学生



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