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「山の手帖2018」
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松本 山岳フォーラム
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浅間山噴火「系統樹」
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GPS無線使い登山者位置特定 日本山岳会が試験運用へ
2011/11/09 10:18
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 日本山岳会(東京)は松本市安曇の同山岳会上高地研究所に今冬、衛星利用測位システム(GPS)付きの携帯アマチュア無線機を持った登山者の位置を特定できるシステムを試験的に導入する。河童橋近くにある同研究所の建物にアンテナを設置し、無線機から発信されるGPSの電波を受信する。登山者のアマチュア無線免許の取得と、入山時のコールサインの申し出が定着していけば、遭難事故防止策の一つとしても活用できそうだ。

 同山岳会によると、同研究所のアンテナで受信できる範囲は、北アルプス南部地域という。受信したデータは、インターネットの地図サイト上で見ることができる。コールサインが分かっている場合は、パソコンで入力すれば、地図サイト上に表示されている登山者が誰なのかも分かる。また、アマチュア無線の使用者が別の専用サイトに登録すれば、インターネット経由で各地と無線通話ができるようにもなるという。

 北アルプス南部を管轄する松本署地域課によると、冬の道迷いの遭難件数は最近少ないが、「滑落した登山者の場所が見つけにくいこともある」。上高地ではことし初め、道に迷った登山者が携帯電話でホテルに連絡したが、自分の居場所が分からず、捜索に手間取る例もあった。

 救助要請の通報などは携帯電話が多いが、山岳地域ではアマチュア無線の方がつながりやすく、一部の登山者には普及しているという。

 同山岳会は10月下旬、アンテナと、気温や気圧などの気象データを観測する機器を同研究所に設置。上高地を含む中部山岳国立公園を管理する環境省などの許可を得て、本格的な運用を始めるという。

 同山岳会理事の古野淳さん(50)=東京=は「北アの冬山で多くの仲間を亡くしてきた。1人でも遭難者を減らしたい」と話す。



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