信州山小屋ネット~朝日に染まる白銀の山々(大町市の山岳博物館から)

西駒山荘 荷下げ
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西駒山荘
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霧ケ峰
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涸沢
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雨の涸沢、山小屋内で音楽祭 楽器は担ぎ上げる
2011/08/21 16:50
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 北アルプス・涸沢の涸沢ヒュッテで20日、「涸沢音楽祭」が2日間の日程で始まった。松本市を中心に県内外の20~50代のアマチュア演奏者22人が出演。東日本大震災や県内で起きた地震の被災者への思いを込めた曲などに、登山者約100人が耳を傾けた。降雨で荷上げのヘリコプターが飛べず、楽器は演奏者が担いで登ったり、山小屋の従業員が運び上げたりした。

 予定していた屋外のテラスではなく、山小屋内の食堂ホールで開幕。「岳人の歌」など音楽祭定番の曲の他、被災者を応援しようと、歌詞から「未来を信じてつらいことも乗り越えていこう」とのメッセージが読み取れる「BELIEVE」(ビリーブ)も演奏した。

 大震災で被災した宮城県富谷町から訪れた粟野光枝さん(61)は聴きながら涙した。「被災したみんなにも幸せな時があったのに…。知人や親せき、登山仲間で亡くなったり、津波で家が流されたりした人たちのことを思い出し、祈りの気持ちで涙が止まらなくなった」と声を震わせた。

 涸沢ファンでつくる実行委員会主催で16回目。08年は悪天候のためヘリで楽器を運べず、中止せざるを得なかった。演奏者代表の一人、会社員加藤剛さん(38)=北安曇郡池田町=はことし、担当する20キロのチューバを持ってこられなかったが、「今回は何が何でも音楽祭を開き、楽しみにしてくれている登山客に応えたかった」と話した。



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