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西駒山荘 荷下げ
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西駒山荘
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霧ケ峰
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涸沢
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シナノキンバイ復活 南ア・仙丈ケ岳のお花畑
2011/07/09 10:31
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 南信森林管理署や信大農学部、県などでつくる南アルプス食害対策協議会(事務局・伊那市)は8日、ニホンジカの食害でほぼ壊滅していた仙丈ケ岳(3033メートル)馬ノ背のお花畑で、冬期間に取り外してあった防護柵を張り直した。柵の内側で、ことしはシナノキンバイが増えている。

 昨年夏はミヤマキンポウゲが目立ち、ハクサンチドリも見られた。かつて一帯に群生していたクロユリの株も出始めている。植生を調査している同学部の渡辺修准教授(植生管理学)は「回復の早い植物から復活し、多様性が戻りつつある」とみている。

 渡辺准教授は、シカの食害を受けた跡に繁茂しているマルバダケブキを刈り取ると、植生が復活することを昨年までに実証。環境省は生物多様性の確保に向け、増え過ぎて他の植物を生えにくくしている植物の除去を検討している。同准教授はことし、これまでにマルバダケブキを刈った箇所であらためて刈り取るといった実験をして、適切な除去の頻度などを調べる。

 防護柵は2008年に設置を始め、昨年までに7カ所、計948メートルまで増やした。ことしは新設はせず、協議会員や市内のボランティアら32人が作業した。



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