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西駒山荘 荷下げ
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西駒山荘
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霧ケ峰
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涸沢
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群生の魅力訴え 6月・10月に白駒池周辺のコケの観察会
2011/06/14 11:11
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 北八ケ岳の白駒池周辺の山小屋などでつくる「北八ケ岳苔(こけ)の会」(山浦清会長)は6月と10月、蘚苔(せんたい)類の専門家を招き、初めてのコケの観察会を開く。茅野市、南佐久郡佐久穂町、小海町にまたがる一帯には多種多様なコケが群生。コケが雨で映える季節にその魅力を発信し、環境保護も訴えていく考えだ。

 観察会は6月25~26日と10月22~23日で、山小屋泊が原則。6月は25日午後1時に同池近くの青苔荘(せいたいそう)に集合し、日本蘚苔類学会の樋口正信会長(国立科学博物館植物研究部所属)を講師にコケを観察する。夜は周辺の山小屋に分宿し、樋口さんによるスライド上映や、コケを模した外観の「苔スイーツ」の試食など、小屋ごとに工夫した企画がある。

 白駒池周辺は標高2100メートルを超え、コメツガやシラビソなどの針葉樹を中心にした原生林が広がり、岩石や倒木をコケが覆い尽くす。同学会が2008年、「日本の貴重なコケの森」に認定したのをきっかけに、山小屋経営者らが「苔の会」を結成。学習を重ね、コケに焦点を当てた企画を練ってきた。

 4月、佐久穂町の協力を得て、北八ケ岳の代表的なコケの分布地図を作成し、原生林の10カ所を「もののけの森」などと名付けた。裏面にはムツデチョウチンゴケなど主なコケ11種類を写真で示した。10月まで毎月「今月の苔」を設定し、発見して写真を撮った人には宿泊料金割引などの特典をつける。

 「コケは八ケ岳の自然になくてはならない存在。コケを知ってもらえば自然への興味が湧く。そこから自然保護につなげていきたい」と苔の会の山浦会長(57)。日本で確認されているコケは約1800種類あり、このうち約500種類が白駒池周辺で見られるという。

 青苔荘、白駒荘、高見石小屋、麦草ヒュッテで受け付ける。問い合わせは山浦さん(電話090・1423・2725)へ。



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