信州山小屋ネット~朝日に染まる白銀の山々(大町市の山岳博物館から)

西駒山荘 荷下げ
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西駒山荘
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霧ケ峰
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涸沢
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山の大気汚染調査協力を 「ハイキングの際、気軽に」
2011/06/11 10:51
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 県勤労者山岳連盟(関昌憲会長)の自然保護委員会は、2007年度から毎年8月、県内の山岳地帯で大気中の二酸化窒素(NO2)濃度の調査を続けている。自動車の排ガスに含まれ大気汚染の原因となるNO2を調べ、登山者らに大気への関心を高めてもらう狙い。最近2年間は北アルプス上高地など13地点での測定にとどまるため、委員長の滝沢辰洋(ときひろ)信大繊維学部(上田市)助教は「調査地点を増やして結果の信頼性を高めたい」と、調査を手伝うボランティアを募っている。

 委員会は、近畿地方の山岳団体や市民団体が、市街地や山間部でのNO2濃度の測定に取り組んでいることを知り、長野県での調査を始めた。委員ら7人が北アや中央アルプス、八ケ岳、志賀高原で07年度は9カ所、08年度は12カ所で実施。09、10年度は13カ所で調べた。

 作業は、木などに「捕集管」を取り付け、24時間後に回収する。捕集管は、プラスチック容器の中に薬を染み込ませた紙を入れてNO2を吸収させる仕組みだ。分析と報告書の作成は長野市の民間機関に委託。報告書によると、いずれの年度もNO2の量は全ての地点で国の環境基準(0・06ppm以下)を下回った。

 委員会は、調査地点を増やし、調査期間も長くしたい考え。滝沢委員長は「自分で体験してこそ環境問題への意識が高まる。捕集管を取り付け、外すだけなので、ハイキングや登山の際に気軽に協力してほしい」と呼び掛けている。

 問い合わせは滝沢さん(電話090・8027・0537)へ。



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