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高校生、本格登山に興味 講習会参加者や山岳部員増加
2011/05/17 10:13
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 県山岳総合センター(大町市)による雪上技術訓練の講習会が14、15日に北アルプス・針ノ木雪渓一帯で開かれ、主に中信地方の高校から生徒、顧問合わせて26人が参加した。1桁に落ち込んでいた参加者数が昨年、21人に急増。参加した高校山岳部の顧問の教諭らによると、増加基調の背景には、冬の北アなど本格的登山に興味を持つ山岳部員の増加があるという。

 講習会には大町北、大町(ともに大町市)、池田工業(池田町)、松本県ケ丘(松本市)、野沢北(佐久市)の5校から生徒21人、顧問5人が参加。ピッケルを使った雪面での滑落停止などの訓練をした。

 将来は山岳ガイドになりたいという大町1年の京屋仁君(16)は「いつか(スイス・イタリア国境の)マッターホルンなどに登ってみたい。経験を積み、上を目指したい」。雪の北アに憧れ山岳部に入った松本県ケ丘1年の平林健太郎君(15)は「里山を登っているうちに、岩と雪の世界に挑戦したくなった」と話す。

 同センターなどによると、雪上講習会参加者は1980年代後半のピーク時には100人以上いたが、山岳部員の減少とともに減り続け、2005年からは顧問を含め7、8人という年が続いた。

 今年の講習会に参加した高校教諭らによると、昨年からの増加は、山岳部入部者の増加と歩調を合わせている。5校の中でも、今春は松本県ケ丘と大町はそれぞれ5人、池田工業は6人が入部した。

 新入部員には、高校山岳部の主な活動である夏の縦走登山だけでなく、「雪山や岩登りなどに興味を持つ生徒が増えている」(顧問の一人)といい、昨年は本格的な登山ができる高校はどこかを下調べした上で群馬県から進学してきた部員もいた。

 参加高校が固定化しているため、参加者増は一時的な現象に終わる可能性もあるといい、今回講師を務めた県山岳協会の大西浩理事長は「生徒の興味に応えられる顧問を増やすため、他の高校にも参加を呼びかけたい」と話した。



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