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西駒山荘 荷下げ
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西駒山荘
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霧ケ峰
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涸沢
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中ア西駒山荘建て替えへ 伊那市が費用の一部寄付検討
2011/01/07 10:01
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 伊那市は、中央アルプス将棊頭(しょうぎがしら)山(2730メートル)直下にある市所有の山小屋「西駒山荘」を2013年度に建て替える方針を決めた。ただ、市は昨年11月策定の財政健全化プログラムに市単独で市債(借金)を活用する建設事業は「原則として行わない」と明記。山小屋改築に国や県の補助制度はなく、市は一部を寄付で賄うことも検討している。

 西駒山荘は、1913(大正2)年8月に駒ケ岳(2956メートル)への学校登山で起きた遭難事故を受け、山麓の住民らが造った石室が前身。増改築を重ね、71(昭和46)年に市に移管し、現在は第三セクター伊那市観光株式会社が運営している。収容人員は40人。近年は老朽化で柱のゆがみなども目立ち、市の検討委は08年、早期建て替えを提言した。

 市は、南ア塩見岳(3047メートル)直下に所有する塩見小屋の建て替えも計画しているが、過疎地域の長谷地区にあるため、国からの地方交付税で事業費の70%を賄える過疎対策事業債が活用できる。一方、西駒山荘改築に同債は使えず、市観光課は「財源のあてがない」。このため、約6300万円と見込む建て替え費用の3分の1程度は寄付で賄いたい考えだ。

 2013年は遭難事故から100年。石室の外観を生かした素朴な雰囲気にファンも多く、同課の担当者は「思いのある人たちに、寄付をどう呼び掛けていくか考えたい」としている。

 伊那市観光株式会社によると、西駒山荘の昨年7~10月の営業期間中の宿泊者数は、前年比116人増の562人。学校登山などでは、駒ケ根市側から駒ケ岳に登り、下山時の休憩に利用されている。



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