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浅間山噴火「系統樹」
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白駒池周辺のコケ観光資源に 山小屋などが「苔の会」
2010/12/07 10:04
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 北八ケ岳の原生林にじゅうたんのように広がるコケの魅力を広く伝えようと、白駒池や麦草峠近くの山小屋4軒などが「北八ケ岳苔(こけ)の会」(山浦清会長)を結成した。茅野市と南佐久郡佐久穂町、小海町にまたがる一帯が2008年に日本蘚苔(せんたい)類学会から「日本の貴重なコケの森」に認定されたのがきっかけ。密生地を紹介する地図作りを始めており、来年度はコケの観察会やイベントを開く考えだ。

 同学会は、こけむす美しい景観を守ろうと「貴重なコケの森」を選んでいる。これまで全国11カ所を選んだが、樋口正信会長(国立科学博物館植物研究部)は白駒池周辺について「全国的にみても、これだけコケの景観が美しい場所はまれ」と話している。国道299号から徒歩5~10分でコケのある原生林が広がる立地も魅力という。

 「苔の会」は今年6月に結成。同会によると、「貴重なコケの森」の認定を受けて学会の専門家から説明を聞き、八ケ岳全域には500種類近くのさまざまなコケがあり、国内で確認された種類の4分の1が見られることを知って、価値を再認識したという。

 密生地の地図は、白駒池周辺と稜線近くの10カ所を「黒曜の森」「カモシカの森」「茶水の森」などと名付け、そこに自生するコケの種類や、見られる動植物などを示し、散策の参考にしてもらう。

 来年度は、専門家を招いたコケの観察会を6、10月に予定。5~10月は毎月、「今月のコケ」を決め、山歩きする人に探してもらう。写真に収めた人には山小屋宿泊費を割り引くなどの特典も考える。

 9月は麦草峠近くの麦草ヒュッテを主会場に森フェスティバルを開催。コケやシカの食害について専門家が講演し、森に似合うファッションなどを審査する「森ガールコンテスト」を行うなど硬軟織り交ぜた企画で、北八ケ岳の魅力をアピールする。

 同ヒュッテを営む島立正広さん(53)=茅野市=は「北八ケ岳の魅力をもっと伝え、コケ好きの人を増やしたい」と意欲を燃やしている。



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