信州山小屋ネット~朝日に染まる白銀の山々(大町市の山岳博物館から)

西駒山荘 荷下げ
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西駒山荘
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霧ケ峰
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涸沢
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南ア栗沢山登山が人気 北沢峠から日帰り/名峰間近に
2010/09/28 10:10
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 南アルプス・栗沢山(2714メートル)が登山者らの間で静かな人気を集めている。伊那市営南ア林道バスで登る北沢峠(2032メートル)を起点に日帰りでき、南ア北部の主要な山々を間近に望めるためだ。市は今年改訂した観光ガイドブックで、子どもたちが栗沢山に登る写真を掲載して南アをPRしている。

 山梨県側にある栗沢山は、登山地図上で北沢峠から往復約4時間。コメツガなどの樹林帯からハイマツ帯に抜け、岩が折り重なった山頂付近に立つと、北側の目の前に駒ケ岳(2967メートル)の白い山頂が迫る。ぐるりと見渡すと、谷底からせり上がる仙丈ケ岳(3033メートル)や北岳(3193メートル)なども間近だ。

 市南ア林道管理室によると、峠からの日帰りコースでは、仙水峠(2264メートル)往復が「それほど高低差がない」ため家族連れなどに人気。一方、栗沢山は同じ日帰りで標高ごとに眺めの変化を楽しむことができ、やや急な道をたどる「山登りの実感」も得られるため、本格的な登山の足ならしに訪れる人も少なくないという。山頂からアサヨ峰(2799メートル)まで1時間ほど尾根をたどると富士山も望める。

 市の観光ガイドブックでは、仙丈ケ岳や遠く雲海上に浮かぶ中央アルプスを背景に、栗沢山山頂付近の岩場でVサインをする子どもたちの写真を一ページ全面に載せた。同市新山を拠点に自然体験活動などに取り組むNPO法人「伊那谷自然楽校(がっこう)」が昨夏に行った合宿の一こまだ。副理事長の今井一希さん(31)は「合宿では『頑張って何かをやり遂げよう』という日を設けており、栗沢山は狙いに合う山の一つ」と話す。

 南ア北部の紅葉は、標高2500メートル付近より上でダケカンバやナナカマドなどが色づき始めている。林道管理室によると「夏の暑さで例年より1週間ほど遅れている」といい、北沢峠付近で楽しめるのは10月上旬、林道沿いでは同月半ば以降の見込みという。



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