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「山の手帖2018」
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松本 山岳フォーラム
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浅間山噴火「系統樹」
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ガイド料で登山道整備 北ア涸沢小屋支配人ら5人始動
2010/08/25 10:21
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 北アルプス穂高連峰の涸沢小屋支配人、谷剛士(たけし)さん(29)=松本市=ら県内の5人が山岳ガイド組織「穂高ガイズ」をつくり、ガイド料金の15%を遭難救助対策費や小屋周辺の登山道整備費に充てる活動を始めた。ガイド料を登山道整備などに充てる活動は「聞いたことがない」と日本山岳ガイド協会。谷さんは「登山者により安全に穂高の山を楽しんでもらい、1件でも遭難事故を減らしたい」と意気込んでいる。

 穂高ガイズは7月1日、山岳ガイド資格を持つ涸沢小屋の従業員らで発足。国や県の補助金はあるものの十分ではなく、穂高連峰の登山道整備はほとんど山小屋がボランティアで担っているのが実情という。特に同連峰は険しい岩場が連続しており、多くの鎖やはしごの設置が必要だ。

 谷さんは「自治体だけに任せず、積極的に登山道を整備していきたい」と説明。「穂高をよく知るガイドが登山者と一緒に歩くことで整備の大切さも伝えられる」と活動の意義を説明する。

 穂高連峰を訪れる山岳ガイドの多くは首都圏からで、利用客はガイドの交通費なども負担する。これに比べて穂高ガイズは地元にいるため、交通費などの負担がない分、料金は割安。涸沢小屋から奥穂高岳(標高3190メートル)や北穂高岳(同3106メートル)への登頂の場合、料金はともに3万5千円(宿泊料除く)で、谷さんによると、首都圏からのガイドに比べて3万~5万円安いという。

 7月は4回のガイド登山をし、さっそく遭難救助時にけが人を担ぐための用具を購入した。谷さんは「穂高だけでなく、ほかの山域にもこの活動を広げていきたい」と話している。問い合わせは涸沢小屋(電話090・2204・1300)へ。


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